地域交流
地域住民と水利開発の歴史を共有するための公園整備などの親水事業が整備されています。また、約111km区間の用水路においては非農家を含めた地域住民総出の水路清掃活動を行っています。水辺環境体験支援の一環である「田んぼの学校」の実施により、農家と非農家及び、高齢者と若者の地域交流の場が構築され、集落内の活気が戻り、高齢化に伴う集落機能の低下に歯止めがかかるきっかけとなっています。
さらに、市町村と連携を図り、親子を対象(毎年約50組)にして、土地改良施設めぐり・農家訪問・間伐材を活用したネイチャークラフト実施により、水の大切さを学ぶ活動も展開してきました。加えて、赤田調整池を利用した納涼祭を実施してきました。参加者は毎年約 300 人を超え、ここで行われるバーべキューなどの食材は、受益地内からの提供によるものが主体となっています。
環境イベントへの出展
水土里ネット那須野ヶ原は、土地改良区とはどのような組織なのか、どのような活動を行っているのかを紹介すると共に、農業用水利施設を利用した自然エネルギー開発などの紹介を目的として様々なイベントに参加しております。
液肥実証試験で栽培した菜の花の種やコシヒカリの配布や間伐材を利用したネイチャークラフト体験など、大人も子供も楽しめる内容により、引き続き積極的な PRを行っていこうと思います。
駅からハイキング
「駅からハイキング」は、(西那須野)地域の観光資源をPRし、観光客の誘客促進を図り、地域発展に寄与することを目的としてJR東日本、那須塩原市役所、西那須野観光協会、水土里ネット那須野ヶ原、千本松牧場などが実行委員会を立ち上げ企画し、実施してきました。
スタート地点の千本松牧場を出発し、松方正義公の別邸、那須疏水探訪の小径、小水力発電が整備されている那須野ヶ原用水ウォーターパークを探訪、那須野ヶ原総合開発水管理センター及び赤田調整池では土地改良施設の多面的機能並びに水土里ネットの活動内容について学び、雄大な赤田調整池の堤頂部を散策した後、那須野が原公園に入ってゴールとなっております。
水土里ネット那須野ヶ原は水管理センターの駐車場にテントを設置、ミネラルウォーターペットボトルの「おふるまいコーナー」と赤田調整池などに関する質問を受け付ける「質問コーナー」、森と水をお題とした俳句・川柳など一句ひねって投稿する「投句箱」を設けました。
納涼祭
この納涼祭は、地域の人々とのコミュニケーションを図ること並びに日頃の支援に感謝の意を表することを目的として、平成7年から毎年、赤田調整池の提体を利用して実施しており、恒例のイベントとして地域に定着しました。
毎年開催されるのを大変楽しみにしてくださる地域の方々に感謝です。
しかし、当地での様々な活動は、まだまだ広く認知されているわけではありません。
これからも、地域と人々のコミュニケーション構築の場として、水土里ネット那須野ヶ原の管理する施設が大いに活用されることを願っております。
今後ともご支援の程、宜しくお願いいたします。
水路愛護の日
従来から、地区ごとに草刈り・清掃などの共同作業のほか、子供会への協力、花いっぱい運動などの景観づくりといった地域活動に取り組んできました。
地域活動は、地区ごとで内容もレベルもまちまちであり、何も実施していないところもありました。
そこで、互いに刺激になるよう、用水路ごとに「水路愛護の日」を設置しました。
事務局をそれぞれ所属の土地改良区に置き、非農家を含めて地域住民総出で水路清掃活動などを行っています。