地域交流

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第12回 那須野が原ウォークを開催

イベント 2015.11.21

第12回 「2015那須野が原ウォーク」が平成27年11月21日(土)栃木県那須塩原市において開催されました。
この那須野が原ウォークは、「那須野が原を潤す那須野ヶ原用水や田園空間博物館のサテライトを巡り、風の音・水のつぶやきに耳を傾け、心身ともにリフレッシュし、明日への活力を養う」ことを目的とし、解説員と共に土地改良施設を巡る約6.5kmのコースになります。
「那須野が原ウォーク」は、毎年多くの参加者に恵まれ、お陰様で12年目を迎えることとなりました。今年度は東京都や神奈川県などを含む県内外127名の参加がありました。参加者の中には、第一回の開催から皆勤で参加されている方もいらっしゃるほど、地域に根付いたウォークイベントとなりました。第一回から水土里ネット那須野ヶ原では、21世紀土地改良区創造運動の一環として、共催団体と共にウォーキングの計画・実施をしています。
水土里ネット那須野ヶ原の渡辺理事長を始めとする関係団体の挨拶、コース並びに注意事項が説明され、準備運動のためのラジオ体操第一を参加者全員で行った後、集合写真を撮影し、ウォ-クがスタートしました。
晴天の空の下、初めのポイント「松方正義公別邸」では100年にも及ぶ壮大な歴史の重みがヒシヒシと伝わる趣のある景観を眺めつつ、周辺に広がる真っ赤に色づいた紅葉を眺めながらの散策となりました。
千本松牧場でトイレ休憩を取った後、明治に行われた水利開削の歴史や水文化について学びながら、第三分水にて背割り分水、那須疏水探訪の小径を散策しました。

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続いて、環境学習の場ともなっている「那須野ヶ原用水ウォーターパーク」疏水の流れで回転し発電するガラガラ水車や、エアーファンのような水車2基によるカラ・コロ水車など。また、それらの発電によって稼働する電気自動車の急速充電設備(EVスタンド)等の説明を受けました。
次いで酪農研究センターの紅葉並木を散策し、那須野ヶ原総合開発水管理センター及び赤田調整池に入りました。昭和の那須野ヶ原水利開発に大きく貢献した渡辺美智雄翁のエピソードや土地改良施設の多面的機能、水土里ネットの活動内容などパネルを用いて説明し、雄大な調整池の堤頂部を散策しました。
その後、コースは那須野が原公園に入り、サンサンタワーの展望台へと上りました。
この日は快晴の空の下「赤田調整池」の全貌を眺めることが出来ました。
そしてスタート地点へと戻り、那須野ヶ原ウォークは無事に終了いたしました。
最後には、参加者へのお楽しみ抽選会が行われ、共催団体からの賞品が参加者の手に渡りました。水土里ネット那須野ヶ原からは、バイオマス実証試験地において液肥を頒布し 収穫された新米をプレゼントいたしました。
ウォーキング日和となったこの日、参加した方々は口々に「様々な場所の説明が聞かれて良かった。また是非参加したい。」などの声を聞くことができ、那須野が原ウォークの意義を改めて感じたイベントとなりました。
この那須野が原ウォークの開催によって、地域の方々に土地改良の歴史や施設の機能などを始めとする、多面的機能や水土里ネット那須野ヶ原の取り組み、広くは農業・農村に対する理解や共感を深めることが可能となりました。来年度以降も、この想いがより多くの人々に伝わって行きますよう、関係団体と力を尽くし、那須野が原ウォークを継続していきたいと思っております。多くの方々のご参加をお待ちしております。

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