田んぼの学校
「田んぼの学校」~水土里ネット那須野ヶ原~
平成28年11月20日、朝から濃い霧の天候でしたが、栃木県那須塩原市四区町において狩込みどじょっこ会の収穫祭・サツマ芋掘りと餅つきが行われました。
天候により参加者数が心配されましたが、地元の小学生と親、学校の先生など四区町地域資源保全隊の会員らを含む総勢54名が集合しました。
隊長の挨拶で本日の授業始まりました。まず、6月に苗植え付けをしたサツマ芋の収穫の授業の始まりです。順調過ぎるほどに育ったサツマ芋は、何と大きな物で2.5kgもありました。参加者は土だらけになり一生懸命に掘っていました。収穫は、9箱で約129㎏の大収穫となりました。
畑から戻ってみると、保全隊の隊長さんが釣ってきた鮎の塩焼きが焼き上がっていて、皆でかぶりついて美味しく頂きました。
続いての授業は、餅つきです。田んぼの学校で収穫した餅米を、臼と杵を使い餅つきのはじまりです。慣れない杵で餅をつくのが大変そうで、たまに臼を叩いたりしてはいましたが、保全隊の人に教わりながら皆楽しそうに餅をついていました。
作業の後は、待ちに待った「こじはん」の時間です。先ほど一所懸命についたお餅を、あんこ・きな粉・大根おろしで絡めたものと漬け物が用意されました。自分たちがついたお餅をおいしそうに食べていました。
帰りには、保全隊の人が袋詰めしたサツマ芋と田んぼの学校で収穫したしたお米5合をお土産にもらい、皆喜んでいました。
種まきから始まった田んぼの学校。一年を通して子供達や参加者、保全隊の方々が大切に育てたお米を手にして、ニコニコしている子供達が、今日の日を忘れずに、農業はもとより那須野ヶ原地域に貢献してくれる人材となることに期待が膨らみます。
水土里ネット那須野ヶ原は、地域のことを考え、未来に向けての人材づくりとして田んぼの学校を支援してまいります。